重要無形文化財能楽(総合指定)保持者
本名:大藏基義。昭和25(1950)年生まれ。
24世宗家故大藏彌右衛門の次男。
二松学舎大学文学部国文学科卒。
5才の時に「靱猿」の小猿にて初舞台。
平成元年(1989)に前宗家の成人名「吉次郎」を襲名。
前宗家の硬質で真面目な演技を受け継ぐ一方、純粋無垢な芸風に惹かれるファンも多い。
自らが主催する「吉次郎狂言会」では、大曲・名曲・稀曲に意欲的に取り組み、「吉左右会」では若手を中心にした舞台を創り上げ、次世代への伝統継承を目指す。
また社中を中心に「吉次郎後援会」を発足し、舞台活動の他に、義虎会・吉祥会・NHK狂言会・ニ松学舎大学狂言研究会・劇団手織座・劇団青年劇場等にも狂言精神を指導。
各国海外公演参加。
二松学舎大学特別任用教授・中京大学非常勤講師。
モットーは、狂言に対して素直でいること。父の教えを守り、受け継ぎ、後世に渡すこと。我慢はするが、妥協はしない。
趣味は、スキー。
好きな言葉は、初心忘れるべからず。温故知新。
大藏流 吉次郎狂言会
公益社団法人能楽協会員
財団法人能楽会