この公演は、皆様よりご好評頂き終演致しました。
謹啓
秋雨の候、皆様には愈々御清祥の段拝 慶賀の至りに存じます。
毎年開催の「吉左右会」も今年で17回目の開催の運びとなりました。これも偏に皆様のご後援の賜物と存じ、厚く御礼申し上げます。
今回は平成最後の催しとなります。次世代を担う若者達の賑わいのある演目とともに、
私も新しい時代の福音となりますよう小舞「鐘の音」を舞わさせて頂きます。そしてこの芸能が、日本の未来と同じように永く続く事を祈っております。
ぜひ御知己さまお誘い合わせの上ご来場下さいますようご案内申し上げます。
2世大藏吉次郎 大藏教義 内弟子一同
第17回 吉左右会
平成30年11月16日(金)
午後6時30分開演~午後8時20分
セルリアンタワー能楽堂
●番組
お は な し/大藏 教義
狂言『佐渡狐』宮本昇・善竹大二郎・大藏彌太郎
小舞『鐘の音』大藏吉郎郎
《休憩十五分》
狂言『文荷』大藏教義・善竹富太郎・大藏基誠
狂言『貰聟』榎本元・上田圭輔・大藏吉次郎
●チケット
料金(全席自由席)
一般5,000円
学生3,000円
ペア8,000円
●あらすじ
◆佐渡狐(さどぎつね)
越後のお百姓と佐渡のお百姓が都へ年貢を納めに行く道中で道連れになり、話をしているうちに「佐渡に狐が居るか居ないか」の言い争いになります。さらには賭け事に発展し、この判定を都の奏者(役人)に頼むことにしました。都に着くと佐渡のお百姓が先に年貢を納め、こっそり奏者へ賄賂を送ります。「佐渡に狐が居る」と証言してもらうためです。しかし狐を一度も見たことのない佐渡のお百姓…果たして決着はいかに。
狐の姿や鳴き声を越後のお百姓に問い詰められる姿、ヒントを与える奏者と佐渡のお百姓のやりとりが見どころです。
◆鐘の音(かねのね)
狂言「鐘の音」の最後に舞う舞です。鎌倉へ金の値を聞いてこいと言いつけられた太郎冠者が勘違いをして鐘の音を聞いてきてしまいその様子を謡い舞います。
現存するお寺の名が続々と登場するのが、聞いていて面白い演目です。
◆文荷(ふみにない)
恋文を書いた主人は、太郎冠者と次郎冠者に届けるよう頼みます。二人はその文を一本の竹に文を結び付け、一緒に肩に荷って行く事にしました。
道中、能『恋重荷(こいのおもに)』の謡を歌いながら歩くうちに、たった一枚の手紙がやたら重く感じてきました。
不審に思った二人はあろうことか、その文を盗み見してしまいます。その文面を笑い合う二人ですが、奪い合う内に文が二つに破けてしまいます。そこで二人は「風の便り」に任せて、文を扇で煽ぐことに。そうしているところに主人がやってきて怒られてしまいます。
能の謡とは異なり、軽妙な小唄で運ぶ旋律。それが聞き心地よく、見どころ聞きどころのひとつになっています。
◆貰聟(もらいむこ)
妻は、嘆く。酒の勢いとはいえ、ついには離縁を言い渡され、我が子との別れに泣きぬれながら、親元に帰る。
舅は、憤る。幾度の箴言もきかず、またもや酒に酔い、愛娘を泣かせる聟。たとえ迎えに来たとして、会わせるものかと息をまく。
聟は、後悔する。酔いに任せて、またもや妻を追い出してしまう。我にかえれば悔やむばかり。
果たして彼は、舅の怒りをおさめ、無事に妻を連れ帰ることができるでしょうか?(元)
●お申し込み方法
①電話
大藏流吉次郎狂言会(03-3329-1835)に電話して申し込む
②メール・ファックス
1、申込者氏名 2、性別 3、住所 4、電話番号
5、チケットの種類 6、チケット枚数
上記の内容をご記入のうえ大藏流吉次郎狂言会宛に送信して下さい。
・FAX 03-3329-5511
・mail info@kichijirou-kyougenkai.jp
③e+(イープラス)
チケット購入サイトよりご購入いただけます
http://eplus.jp/sys/main.jsp
※10/16より販売です。
●チケット代のお支払い方法
①②は、お申し込み頂きましたら、チケットと振込用紙が届きますので1週間以内に指定の口座にご入金ください。
当日受付にてお支払い頂く事も可能です。その際はお申し込みの時にお申し付けください。
③はe+(イープラス)内の手順に従ってお支払いください。
※10/16より販売です。
●お問い合せ
大藏流吉次郎狂言会
電話 03-3329-1835
FAX 03-3329-5511
メール info@kichijirou-kyougenkai.jp
●主催 大藏流吉次郎狂言会
●後援 大藏吉次郎家後援会