お知らせ

~吉次郎狂言会から最新情報をお届けします。~

イベント
公演日:2021年5月30日(日)

令和3年第21回吉次郎狂言会のお知らせ

 

 

令和3年第21回吉次郎狂言会

日にち/令和3年5月30日(日) 
時 間/午後2時開演
場 所/国立能楽堂 

 

謹啓
梅花の候 皆様には益々御清祥にて御活躍の事と拝察致し
御慶び申し上げます 平素はご愛顧賜り 厚く御礼申し上げます
昨年中止と致しました「第21回吉次郎狂言会」を催す運び
となりましたので ご案内申し上げます

新型コロナウィルスによる脅威も一年が経ちました 失った事も
多くあると思いますが 伝統芸能である狂言を通じ 皆さまの日 
常にゆとりと笑いがありますよう お祈り申し上げます
御知己様お誘い合せの上 御来場頂き ゆるりと御堪能下さい
ますよう 謹んで御案内申し上げます
謹白

 

令和3年辛丑3月吉日

能楽狂言方大蔵流 2世 大藏吉次郎・教義

詳細は下へ


 

【第21回 吉次郎狂言会】

日にち/令和3年5月30日(日) 
時 間/午後2時開演
場 所/国立能楽堂


 

●狂言「千鳥」
太郎冠者/榎本元
主人/大藏基誠
酒屋/善竹大二郎

 

●語り「那須」

大藏 教義 

 

●休憩20分

 

●素囃子「男舞」

大鼓/大倉慶之助
小鼓/田邊恭介
笛/熊本俊太郎

 

●狂言「祐善」
祐善/大藏吉次郎
旅僧/大藏基誠
所の者/上田圭輔

 

●狂言「惣八」

惣八/善竹十郎
有徳人/野島伸仁
出家/善竹彌五郎

 

●附祝言

終了/午後四時十分頃


 

【千鳥 ちどり】

いつもの酒屋で酒樽を買ってくるよう主人から命じられた太郎冠者。ところがツケがたまっているため、酒屋の亭主は代金を払わなければ売らないの一点張り。そこで太郎冠者は一計を案じ、話好きの亭主に合わせて、主人のお伴で行ってきた津島祭の様子を「千鳥を捕まえる話」「山鉾を引く場面」「流鏑馬の場面」といった仕方話として面白おかしく語り、その隙に酒樽を頂戴しようとするのですが…。

 

【那須 なす】
能『屋島』の替間(かえあい)として上演されるのが本来ですが、紋付裃姿により独立した形式でも上演されます。語りの内容は、『平家物語』巻十一の「那須与一」の段に拠ったものです。屋島(香川県)の沖に現れた平家方の舟。その舟に乗った官女が扇を掲げて、扇の的を射てみよと挑発をする。陸でそれを見た判官(義経)は、部下の後藤兵衛実基の勧めで与一に命じた。与一は射損じたら自害する覚悟で扇の的を射ると、ものの見事に命中し、平氏も源氏も皆一様に喜び判官も満足して与一を迎えた。
抑揚と緩急、一人で四人の登場人物を演じ分けるなど狂言方の語りの技術が楽しめる演目です。

 

【祐善 ゆうぜん】
能の構成を模した狂言。若狭国から出てきた旅の僧が京都五条油小路へやってくると、時雨が降ってきたので、庵で雨宿りしていると男が現れた。男は僧に回向を頼み消えて行く。僧は所の者に庵の謂れを尋ねると、昔、笠職人の祐善という男が、細工下手で張り死(過労死)してしまった場所だという。そこで僧が祐善の霊を弔っていると、「笠に縫う菅が五月雨 降る雨に 夜の御法を 浮くるばかりぞ」と謡いながら男の霊が再び登場する。男の霊は、昔は日本一下手な傘張りと言われ、誰にも相手にされなかったために狂い死にし、地獄の底に沈んだが、僧のお蔭で極楽往生できたことを喜び、謡い舞って消えて行くのであった。傘を持って舞う姿は気品があり、どことなく哀愁も漂う舞狂言のひとつ。

 

【惣八 そうはち】
有徳人に仕えることになった料理人と出家。しかし、料理人は出家から転職したばかり。また出家も料理人から転職したばかり。それならば、と役割を交換し、なんとかその場をやりすごそうとしているところへ有徳人が帰ってきてしまい…。お互いチグハグの姿が滑稽で笑いを誘います。料理人が箸・包丁を巧みに操るしぐさがみどころ。

 


 

●チケット
※( )内は学生割引です
※後援会員はいずれの席も1,000円引き
※割引は前売りのみです

 

■指定席 ※後援会員はいずれの席も1,000円引き
・A席正面    8,000円(6,000円)
・B席脇正面   6,000円(4,000円)
・C席中正面   4,500円(2,500円)

 

■自由席
・F席脇正面後方 3,000円(2,000円)

 

■ペアチケット
・どの席でも1,000円引き(後援会員除く)
※e+(イープラス)ではペアチケットはご購入できません。
※当日受付での差額分の返金は致しかねます。

 

●お申し込み方法
①電話で申し込む
大蔵流吉次郎狂言会事務局(03-3329-1835)にお電話ください

 

②メール・ファックスで申し込む
1、申込者氏名 2、性別 3、住所 4、電話番号
5、チケットの種類  6、チケット枚数
上記の内容をご記入のうえ事務局宛に送信して下さい。

 

宛先/大蔵流吉次郎狂言会事務局
・FAX 03-3329-5511
・mail  info@kichijirou-kyougenkai.jp

 

③e+(イープラス)
チケット購入サイトよりご購入いただけます
http://eplus.jp/sys/main.jsp

※e+(イープラス)ではペアチケットはご購入できません。
※当日受付での差額分の返金は致しかねます。
※販売は3月25日以降になります。


 

●チケット代のお支払い方法

①②は、お申し込み頂きましたら、チケットと振込用紙が届きますので1週間以内に指定の口座にご入金ください。
当日受付にてお支払い頂く事も可能です。その際はお申し込みの時にお申し付けください。

 

③はe+(イープラス)内の手順に従ってお支払いください。


 

●お問い合せ
大蔵流吉次郎狂言会 
電話  03-3329-1835
FAX  03-3329-5511
メール info@kichijirou-kyougenkai.jp


 

●主催 大藏流吉次郎狂言会
●後援 大藏吉次郎家後援会