こんにちは!大藏教義です。私自身が手掛ける自主企画「狂言LABO」を、いよいよ能楽堂で開催いたします!
2013年にスタートした狂言LABO。狂言をもっと多くの方に知ってほしい!そして一緒に楽しみたい!そんな思いで立ち上げたこの企画。
狂言を観たことがない方に気軽に楽しんでいただこうと、イベントスペース、小劇場、映画館、大学の公開講座などの能楽堂以外の場所で開催してきました。その内容は「鑑賞の仕方」「装束」「面」「謡・舞・語り」「謡とリズム」など毎回テーマを決めてレクチャーをし、実際に狂言の演目を上演するというスタイルです。
そして今回、ずばり「能楽堂」をテーマにレクチャーをして、まだ能楽堂に行ったことがない方をナビゲートします。このイベントが皆さんの生活と狂言と繋げる橋渡しになれば嬉しいです!もちろん、狂言ファンの方々にも楽しんでいただけるプログラムとなっています。ぜひ、みなさまお誘い合わせの上、ご参加ください。
【時間】 開場 13:00 開演 14:00 終演 16:00(予定)
【チケット】(全席自由席)
前売り | 当日 | |
一般 | 5,000円 | 5,500円 |
小~大学生 | 2,500円 | 3,000円 |
一般ペア | 7,000円 | 7,500円 |
親子ペア | 9,000円 | 9,500円 |
【お申し込み方法①】
お電話・ファックス・メールでお申し込みの場合は
下記の内容を記入いただき連絡先にお送りください。
①お名前 ②ご住所 ③電話番号 ④チケットの枚数 ⑤10/11狂言LABOをご記入
(電話)080-2554-9679(大藏吉次郎家後援会)
(FAX)03-3329-5511 (大藏流吉次郎狂言会)
(Email)labo@kichijirou-kyougenkai.jp (狂言LABO専用メール)
※チケットは直接お渡しするか、当日受付での清算となります。
【お申し込み方法②】
チケット販売代行サービスでお申し込みの場合は
下記のサイトのどちらかをお選びいただきお手続きお願いいたします。
<peatix> kyogenlabo151011.peatix.com
<カンフェティ> http://www.confetti-web.com/(狂言LABOで検索)
【プログラム】
■挨拶・レクチャー「能舞台のカラクリについて」/大藏教義
能・狂言は能舞台という専用舞台で上演されることが多いです。東京10か所にある能楽堂も意外と?所在を知らない方も多いですね。総ヒノキ造り・簡素な作りながら日本の建築技術の粋を集めた舞台は、日常と隔たれた神聖な場所であります。この素晴らしい舞台をもっと皆さんの身近な存在になるようにレクチャーします!
■狂言【金藤左衛門(きんとうざえもん)】
シテ[金藤左衛門]/大藏 吉次郎 アド[女]/榎本 元
山立(やまだち=山賊)の金藤左衛門が山道を歩いていると、1人の女性に出会います。彼は手に持った長刀でその女性を脅し、荷物をすっかり奪ってしまいます。自分の妻にプレゼントしたら喜ぶだろうと、その荷物を物色している隙に、長刀を女性に奪われてしまいます!さあ、形勢逆転!!せっかく奪った荷物はもちろん、彼が着ている着物や刀まで奪われ、女は逃走してしまう始末…。
一人残った金藤左衛門は、「人に物を施せば、かならず自分に幸せが返ってくるだろう」と、最後は笑って帰ろうとしますが、なんだか悲しい笑い声が山中に響き渡ります。
一見、豪快で強そうな男の悲哀がおかしい狂言です。また、最後の笑って帰る場面は、通常の笑う演技とは異なり、とっても悲しい「大笑い」。これも見どころの一つです。
■レクチャー「現代社会にも通じる狂言の教え」/大藏吉次郎
■狂言【蝸牛(かぎゅう)】
シテ[山伏]/大藏 教義、アド[主]/宮本 昇、小アド[太郎冠者]/上田 圭輔
祖父の延命長寿のために蝸牛(カタツムリ)をプレゼントしたいと考えている主人は、太郎冠者に取って来るように言いつけますが、太郎冠者は蝸牛を知りません。特徴だけ聞いて藪へ探しに行きますが、そこで出会った山伏は、教えられた蝸牛の特徴と一致していたので太郎冠者は山伏を蝸牛だと思い込んでしまいます。
山伏は太郎冠者をからかってやろうと、囃子物を教えながら主人の元へと向かいます。主人が駆け付けるとまんまと山伏と一緒に戯れる太郎冠者。主人がたしなめると一瞬我に返りますが、囃子物のリズムにすぐに我を忘れて謡ってしまいます。ついには主人まで引き込まれ…。
ついついのせられる面白さが楽しい演目。戯れのシーンは微笑ましくもあります。我慢をしていても、誰もが笑ってしまう大の人気曲。
【過去の狂言LABO参加者の感想】
”敷居が高い感じがしているが、そうではないことがわかった!奥が深い”
”もやもやーっと興味がずっとあった伝統芸能が、親しみのある同世代の狂言師さんの語り口で、ほんとにぐっと近くなりました。”
”単純に視覚的に捉えるだけの美ではなく、心の中に広がる深い「美」を感じました。情景を、ストーリーを、想像する。だから感じ方も笑うポイントも人それぞれ。”
”意味もわからないのかなって思ってたけど違った!ストーリーもオチもわかったよ。”
【お願い】
レクチャーの時は写真撮影OKです。どんどんシェアしてください。ただし 狂言の上演中はお客様の鑑賞の妨げになりますので、写真撮影はご遠慮ください。
【関連リンク】
<狂言LABO>
Facebookページ https://www.facebook.com/kyogenlabo
Twitter https://twitter.com/KGLABO
過去の様子 https://youtu.be/f_qAs1gebWM
<大藏教義>
ブログ http://ohnori.blog52.fc2.com/
吉次郎狂言会 http://kichijirou-kyougenkai.jp/