お知らせ

~吉次郎狂言会から最新情報をお届けします。~

イベント
公演日:2015年11月27日(金)

第14回 吉左右会のご案内

今年も自主公演「吉左右会(きっそうかい)」の時期がやって参りました!!

今年も笑って楽しめる演目を並べましたが、テーマは「くち」。口がものを言う時代、まさに渡る世間は口ばかりで御座います!私達の身の回りでも起こりうる出来事が題材となっています。みなさまと一緒に「口元」を笑顔にしましょう!皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げております。  

 

 

 

拝啓 錦秋の候 ますます御健勝の事とお慶び申し上げます。 

 この度「大藏流狂言 第14回 吉左右会」を開催させて戴きます。加様に毎年会を重ねる事が出来ますのも、偏に皆々様のご後援の賜物と厚く御礼申し上げます。今年の演目は、「くち」というテーマでの番組と致しました。「渡る世間は鬼ばかり」ではなく、現代においては「口が物を言う」時代になったと思います。また「口先」「口喧嘩」など、些細な事で争いになり事故へと発展することも少なくなりません。口は災いのもとでもありましょう。私達にとっても身近な出来事に共感することも多いと思います。大いに笑って楽しんで下さい。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。 敬具

 

2世大藏吉次郎 以下一門


 

 

●とき:平成27年11月27日(金)

●午後5時45分開場  午後6時30分開演

●セルリアンタワー能楽堂 (東京都渋谷区桜丘町26-1) (03-3477-6412)

●チケット(全席自由)

  一般5000円(4000円) 学生3000円(2500円) ペア8000円(前売りのみ)

  ※( )内は後援会割引です

  ※後援会については以下のページをご覧ください。

   「大藏吉次郎家後援会」http://kichijirou-kyougenkai.jp/fanclub/

 

お申し込み方法① 電話

  大藏流吉次郎狂言会(03-3329-1835)に電話して申し込む

●お申し込み方法② メール・ファックス

  1、申込者氏名 2、性別 3、住所 4、電話番号

  5、チケットの種類  6、チケット枚数

  上記の内容をご記入のうえ大藏流吉次郎狂言会宛に送信して下さい。

  ・FAX 03-3329-5511

  ・mail info@kichijirou-kyougenkai.jp 

 

●チケット代のお支払い方法

  お申し込み頂きましたら、チケットと振込用紙が届きますので1週間以内に指定の口座にご入金ください。当日受付にてお支払い頂く事も可能です。その際はお申し込みの時にお申し付けください。

 

●お問い合せ

  大藏流吉次郎狂言会 03-3329-1835  info@kichijirou-kyougenkai.jp

 

●主催 大藏流吉次郎狂言会

●後援 大藏吉次郎家後援会

 


 

●番組

【おはなし】大藏教義 

 

【鐘の音(かねのね)】

 太郎冠者/宮本昇 主人/善竹大二郎 仲裁人/大藏吉次郎

 

――休憩―――

 

【因幡堂(いなばどう)】

 夫/大藏教義  妻/善竹富太郎

 

【長光(ながみつ)】

 すっぱ/榎本元  道通り/上田圭輔  目代/大藏吉次郎

 

 

●あらすじ

鐘の音(かねのね)
成人になる息子のために太刀の差初めの祝いをしようと鎌倉へ「附け金の値」を聞いてくるように太郎冠者に命じる主人。 太郎冠者は「撞き金の音」と勘違いしてしまい、鎌倉の寺々の鐘の音を聞いて回って帰ってきます。 主人に報告した太郎冠者は散々叱られてしまいますが、仲裁人の取りなしで主人をなだめ、寺々の鐘の音を聞いて回った様子を謡い舞います。人間の声による寺々の鐘の音。遠くの四方まで響けばと思います。(昇)

 

因幡堂(いなばどう)
 とある夫は、家事をしない上に大酒飲みの妻と別れ、新しい妻が欲しいと因幡堂へ祈誓に行きます。それを知って怒り心頭の妻が因幡堂へやってきますが、通夜をしている夫の夢枕に立ち「西門に新しい妻がいる」と あたかも仏のお告げのように言い渡します。そうとも知らずに意気揚々と西門へ出向く夫ですが、そこに居合せたのは…。
 離婚話が多い世の中ですが、こうした夫婦関係はどの時代もどこの国でもよくある話しなんだと気付かせてくれます。(教)

 

 長光(ながみつ)
鎌倉時代、備前の国の名刀工、長光作の刀にまつわるお話です。都を荒らし回る水破(すっぱ)はある日市場を見物している男の太刀に目を付け、なんとか奪おうと試みますが、なかなかうまくゆきません。そこへ裁人が駆け付け、自分の物ならばわかるはず、とその太刀の説明を求められます。 男の説明を盗み聞きしてなんとかしのぎますが、男のある機転により窮地に立たされることに…。
厳めしい出立と裏腹に、慌てふためく水破のおかしみを表現出来るように頑張ります。(元)